医療法人　泰光会

ごあいさつ

私は1986年佐賀医大耳鼻咽喉科学教室に入局以来、恩師 進 武幹教授の御指導のもと平成七年に荒尾市で開業するまで頭頸部腫瘍外科を中心に勉強させていただき、また進教授のライフワークである嚥下の神経機序に関する研究にも参加させていただきました。
私が開業後は佐賀大学より応援医師をいただき、言語療法士による、補聴器外来、ことばの治療室、熊本大学の放射線科医師による甲状腺外来なども行ってまいりました。
私が日々の診察で常に気をつけているのは悪性疾患を見逃さないようにするということです。なぜなら頭頸部の悪性腫瘍は進行するとほかの部位と違い症状、治療とも患者さまの負担が非常に多く、治療ができても患者さまにとっては発声、嚥下障害などの重大な機能障害を残すことも多いからです。
最近はアレルギー疾患の増加が社会問題となり、また高齢化に伴い嚥下障害の評価、治療が注目を集めております。
これからも時代とともに変化する耳鼻咽喉科の診察に対応できますように努力してまいりたいと思っております。